ロレックスの定番ダイバーズウォッチ「サブマリーナー」・・
その誕生50周年記念モデルとして登場した「Ref.16610LV」は”カーミット”の相性で今なお多くの人々から愛され続けています。
この「Ref.16610LV」には有名な”ビッグスイス”と呼ばれるレアダイヤルが存在しますが、それ以外にも豊富なダイヤル・バリエーションがあることをご存じでしょうか?
今回は「Ref.16610LV」の全ダイヤル・バリエーションを、年代ごとに分けてご紹介します。
目次
- Ref.16610LVってどんなモデル?
- Ref.16610LVダイヤル・バリエーション紹介
- M1ダイヤル 2003年~2004年
- MK2ダイヤル 2003年~2005年
- MK3ダイヤル 2004年~2005年
- MK4ダイヤル 2005年~2007年
- MK5ダイヤル 2006年~2010年
- MK6ダイヤル 2009年~2010年
Ref.16610LVってどんなモデル?
サブマリーナー唯一のアニバーサリーモデル
バーゼルワールド2003でもっとも注目を集めたモデル「サブマリーナー・デイトRef.16610LV」。
サブマリーナー誕生50周年を記念して作られたこちらのモデルはベゼルにロレックスのコーポレートカラーであるグリーンを採用。
その斬新なデザインは当初さほどの人気はなかったものの、その特別感と希少性から徐々に人気が高まっていきました。
そして2022年におきたグリーンカラートレンドを期に爆発的に人気が広がり、グリーンが定番化した2023年現在も2時流通市場で高い人気を誇っています。
製造期間は2003年~2010年のわずか7年間ほどであり、その短い期間で様々なマイナーチェンジを繰り返してきました。
次の記事からはそのマイナーチェンジ時に起きたダイヤルのバリエーションを紹介していきます。
M1ダイヤル 2003年~2004年
製造期間:2003年~2004年
MK1ダイヤル最大の特徴は6時位置に印字された大きめの「Swiss」表記。
通称「ビッグスイス」と呼ばれており”Swiss”と”made”の間のスペースが広いのが特徴。
REf.16610LVのレア個体として「ビッグスイス」のMK1は最も有名ですね。
MK2ダイヤル 2003年~2005年
製造期間:2003年~2005年
MK2ダイヤルの特徴は5分ごとの目盛。
他のダイヤルと比較して極端に太く、セリフ付きになっているのが特徴的です。
MK3ダイヤル 2004年~2005年
製造期間:2004年~2005年
MK3ダイヤルの見分け方は王冠マークとROLEX表記、28分と32分の目盛りにあります。
王冠マークはMK1と似たデザインでMK3ダイヤルからはROLEXの”O”が綺麗な円形になり洗練された印象になりました。
また、MK3ダイヤルは28分と32分の目盛りが短い最終型の文字盤です。
MK4ダイヤル 2005年~2007年
製造期間:2005年~2007年
シャープなクラウンマークと6時位置のクロノメーター表記”OFFICIALLY”と”CERTIFIDE”のスペースが広いのがMK4ダイヤルの特徴です。
MK5ダイヤル 2006年~2010年
製造期間:2006年~2010年
MK5ダイヤルの特徴はMK4ダイヤルと酷似しているので見分ける際に注意が必要。
シャープなクラウンマークに加え6位置のクロノメーター表記”OFFICIALLY”と”CERTIFIDE”のスペースが広いのがMK4ダイヤル、狭いのがMK5ダイヤルの特徴です。
MK6ダイヤル 2009年~2010年
製造期間:2009年~2010年
”ROLEX”をはじめ全てのレターの”E”の中央横線が短いのが特徴。
また、防水表記の”ft”は縦線と横線がクロスする書体に変更されています。
28分と32分の目盛りは長いがMK4・5とは異なる”SWISS”表記がMK6の特徴。
”Z”を反転させたような形ではなく丸みを帯びた”S”になっており、こちらはMK6だけの特徴です。
以上、ロレックス グリーンサブマリーナー「Ref.16610LV」ダイヤル・バリエーション紹介でした。
こうしてみると人気のMK1ダイヤル以外に製造期間が短い、希少性の高いダイヤルが多いですね。
有名なMK1ダイヤルはその希少性から「Ref.16610LV」の中でも2時流通市場で高い価値を誇っています。
一方そのほかの年代の個体はMK1ほどのプレ値がついていない為、おすすめですね。
どのダイヤルも個性的で素敵ですが、皆様のお気に入りの一本は見つかりましたか?
今回の記事が皆様の腕時計選びの参考になればさいわいです。
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