「Ref.16570」エクスプローラーⅡマイナーチェンジ徹底解説!!

ROLEX

ロレックスの定番モデルの一つである「エクスプローラーⅡ」。

人類未踏の地への果敢にチャレンジする者たちから愛せれ続けてきたエクスプローラーの上位互換として1971年に誕生したこちらのモデルは約50年以上も続き今なお高い人気を誇っています。

今回ご紹介するRef.16570はエクスプローラーⅡの3世代モデルで、1990年~2011年の約20年以上の間作られ続けてきたロングセラーモデル。

その長い年月の間に数々のマイナーチェンジを繰り返し、少しずつ仕様が変わってきました。

今回の記事ではマイナーチェンジの歴史を年代ごとによって分かりやすく解説しています。

是非最後までご覧いただき、お気に入りの個体をお探しください。

目次:Ref.16570 マイナーチェンジ紹介

  • 1995~1996年頃:シングルバックルからダブルバックルに変更
  • 1998~1999年頃:夜光塗料が「トリチウム」から「スーパールミノバに変更」
  • 2000年頃:フラッシュフィットが一体型に変更
  • 2004年頃:王冠すかしがはいる・横穴が塞がる
  • 2007年頃:ルーレット刻印が入る・ムーブメントがCal.3185からCal.3186へ変更
  • レア個体「センタースプリット」ダイヤルが初期シリアルに存在



1995~1996年頃:シングルバックルからダブルバックルに変更

シングルバックル

最初のマイナーチェンジは1995年~1998年頃。

ワンタッチで外せるシングルバックルからダブルロック式のバックルに変更されたことで堅牢性が増しました。

一方価格の差はダブルバックルよりもセミヴィンテージ感のあるシングルバックルの方が高いです。

資産価値やセミヴィンテージの雰囲気を楽しみたい、ワンタッチで気軽につけ外しがしたいという方はシングルバックルを、より堅牢性があり安心して使いたいという方にはダブルバックルがおすすめです。

1998~1999年頃:夜光塗料が「トリチウム」から     「スーパールミノバに変更」

「トリチウム」夜光の文字盤

1998年~1999年頃のマイナーチェンジで夜光塗料が「トリチウム」から「スーパールミノバ」に変更。

「トリチウムの」特徴は”約10年程で光らなくなる”・”経年劣化で茶色く変色する”

綺麗に変色した「トリチウム」はヴィンテージ市場で高い人気を誇り価格も年々上昇しています。

一方「スーパールミノバ」は「トリチウム」と違い光らなくなることはない代わりに変色もしません。

資産性やヴィンテージ好きの方には「トリチウム」夜光の個体を、夜間でも時間を確認したい、性能面を重視する方には「スーパールミノバ」の個体をおすすめします。

また、先ほどご紹介した「シングルバックル」と「トリチウム」両方兼ね備えている初期シリアル個体を「シングルトリチ」と呼び、セミヴィンテージ市場で高い人気を誇っています。



2000年頃:フラッシュフィットが一体型に変更

フラッシュフィット分離型の個体

2000年頃のマイナーチェンジでフラッシュフィットが一体型に変更。

フラッシュフィットとは時計のケースとブレスレットをつなぐ部分です。

フラッシュフィットが分離型から一体型になったことにより、ブレスレットとケースを外した際にパーツがバラバラにならずより堅牢性が増しました。

分離型のメリットとしては、外した際の手入れがしやすいことにあります。

2004年頃:王冠すかしがはいる・横穴が塞がる

横穴ありケース

2004年頃のマイナーチェンジで王冠すかしがはいり・横穴が塞がる。

「王冠すかし」とは偽造防止のため、サファイアクリスタル風防6時位置にいれられた王冠マークのことです。

こちらは肉眼ではほぼ見えず、ルーペや光に反射させた際わずかに確認できます。

また、今回のマイナーチェンジでケース側面の横穴が塞がりよりスタイリッシュなデザインへと生まれ変わりました。

横穴が塞がったことにより、ゴミや水などの侵入もしなくなっています。

2007年頃:ルーレット刻印が入る・ムーブメントがCal.3185からCal.3186へ変更

2007年のマイナーチェンジでルーレット刻印がはいり、ムーブメントがCal.3185からCal.3186へと変更。

ルーレット刻印とは文字盤ふちに彫られているRolex文字やシリアルナンバーのことです。

また、ムーブメントがCal.3185からCal.3186へと変更されたことで対磁性が増しました。

レア個体「センタースプリット」ダイヤルが初期シリアルに存在

センタースプリットダイヤル

初期シリアルの個体にわずかに存在する「センタースプリット」別名「レイルダイヤル」。

6時位置上のクロノメーター表記が綺麗に真ん中で分かれているのが特徴でその希少性から通常個体の2倍近い値がついている。

以上、ロレックスエクスプローラーⅡRef.16570のマイナーチェンジ紹介でした。

皆様のお気に入りの個体は見つかりましたか?

自分好みのお気に入りの1本を探すのも、セミヴィンテージロレックスの醍醐味ですね。

最後までご覧いただきありがとうございました。

今回の記事が皆様の腕時計えらびの参考になればさいわいです。



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