現行品の6桁やヴィンテージ品の4桁ロレックススポーツモデルとはまた魅力を持つ5桁のモデル。
現行品やヴィンテージ品と比べて手が出しやすい価格と、セミヴィンテージの雰囲気が特徴的なこちらは、最近だんだんと価格の上昇が見られています。
今回はそんな5桁ロレックススポーツモデルの中から、今後更に評価が上がりそうなモデルをご紹介していきます。
目次
- 5桁ロレックスのスポーツモデルとは?
- 今後更に評価が上がりそうな5桁モデルの特徴
- エクスプローラーRef.14270
- エクスプローラーⅡRef.16570
- サブマリーナーノンデイトRef.14060
- GMTマスターⅡRef.16710
- デイトナRef.16520
5桁ロレックスのスポーツモデルとは?
主に1980年代~1990年代のモデル。この年代のモデルはリファレンスナンバーが5桁なことから、通称「5桁モデル」と呼ばれる。
5桁モデルの特徴として、マイナーチェンジの多さにあります。
例として、1990年代半ばごろから文字盤インデックスに使われている夜光塗料が「トリチウム」から「ルミノバ」に変更されたり、ブレスレットのバックルがシングルタイプからダブルタイプに変更されたり等、他にも様々なマイナーチェンジ存在。
また、5桁スポーツモデルの特徴として、現行品よりもシャープなケースサイズが挙げられます。
日本人の腕に馴染みやすい5桁のサイズ感は今なお高い人気を誇っていますね。
そして5桁スポーツモデル最大の魅力は経年変化によって個体差があり、自分好みの個体を選べるという点にあります。
今後更に評価が上がりそうな5桁モデルの特徴
今後更に評価が上がりそうな5桁モデルの特徴はこちらです。
・文字盤インデックスに「トリチウム夜光」が使われている個体
理由:「トリチウム夜光」は微量ながら放射線物質が使われており、人体に影響はないが今後ロレックスがこの夜光塗料を使うことは考えられない為、「トリチウム夜光の文字盤」はこれから更に評価が上がる可能性が高い。
また、「トリチウム夜光」は経年変化で茶色く変色するという性質を持ち、その色合いがヴィンテージ感がある、個体ごとの変化を楽しめるという需要があり、年々良い個体が減っていくことも踏まえると今後の評価に期待ができる。
・ブレスレットのバックルがシングルタイプの個体
理由:5桁のシングルバックルブレスレットはヴィンテージ感があり人気が高く、今後更に評価が上がる可能性が高い。
エクスプローラーRef.14270
ロレックスプロフェッショナルモデルの入門機として有名なエクスプローラー・・
黒文字盤に三針デイト無しという究極にシンプルなデザインと、ロレックスプロフェッショナルモデルの中では手が出しやすい価格設定から多くの人々に愛され続けています。
今回ご紹介するRef.14270はエクスプローラーの4世代モデル。
その中でも特に今後評価が高くなりそうな個体は「トリチウム文字盤」と「シングルバックル」が備わっている物です。
製造年数は1988年~1995年頃のシリアルの個体で、現在はまだ良個体を捜すことができますが今後更に良い個体は減っていくと予想されます。
シンプルなエクスプローラーにすっきりとしたデザインのシングルバックルは相性ばっちりで、そこにほんのり焼けたトリチウムも加われば更に魅力が増します🎵
Ref.14270のトリチウムは比較的焼けた個体が少ないですが、その中で自分好みの個体を発見できた時はうれしさ倍増ですね✨
そしてRef.14270には「ブラックアウト」と呼ばれるレア個体が存在します。
出典:エクスプローラーマニア http://www.watchfan.com/
「ブラックアウト」の特徴として文字盤3.6.9インデックスに黒い塗料が使われているのと、ロゴやモデル表記が全て銀色で書かれている「シルバーレター」であることが挙げられる・・
製造年数は僅か1年で希少性が高く、二次流通市場で高いプレ値がつけられています。
エクスプローラーⅡRef.16570
エクスプローラーの上位モデルとして60年以上作られ続けているエクスプローラーⅡ・・
洞窟探検家の為に作られており、洞窟内でも昼夜が分かるよう24時間単位が刻まれているベゼルと、それを指し示すGMT針を搭載。
ロレックスプロフェッショナルモデルの中でも黒文字盤と白文字盤の2色展開をしている数少ないモデルでもあり、シンプルかつ武骨なデザインが高い人気を誇っています。
Ref.16570はエクスプローラーⅡも3世代機であり、20年以上作られていたロングセラーモデル・・
そんなRef.16570の中でも特に評価が上がりそうな個体は「トリチウム文字盤」と「シングルバックル」を搭載した物。
Ref.16570の武骨なデザインと焼けたトリチウムが合わさると、雰囲気最高ですね✨
更にRef.16570の初期シリアルの中にわずかに存在する「センタースプリット」と呼ばれる文字盤・・
文字盤6時位置の「SUPERLATIVE CHRONOMETER」「OFFICALLY CERTIFIED」表記が綺麗に真ん中で分けられているのが特徴で、その希少性から高いプレ値がついています。
サブマリーナーノンデイトRef.14060
ロレックスのダイバーズウォッチ「サブマリーナー」・・
ロレックスの定番モデルであり、ダイバーズウォッチとしても世界的に有名ですね。
Ref.14060はサブマリーナーの第5世代機であり、セミヴィンテージの雰囲気が特徴的な、今なお人気が高いモデルです。
デイト無しのすっきりとしたフェイスはほんのり焼けた「トリチウム」と相性ばっちりですね!
ヴィンテージほど古さを感じないが、現行品ほど重厚感はない・・
ふちありインデックスに焼けたトリチウムの組み合わせは、5桁モデルならではの味ですね✨
こちらのモデルも年々球数が減ってきており、今後更に評価が上がる可能性を秘めています。
更に人気のサブマリーナーノンデイトという事もあり、優良個体はどんどん市場から消えてしまいそうですね・・
GMTマスターⅡRef.16710
GMT針と回転ベゼルによって第3時間帯の時刻を一度に見ることができる「GMTマスターⅡ」
ロレックスプロフェッショナルモデルの中でも「デイトナ」に次ぐ人気を誇り、今回ご紹介するRef.16710はGMTマスターⅡ第2世代機です。
初期GMTマスターⅡRef.16560に比べてケース圧が若干薄くなり、よりスタイリッシュな雰囲気を持つRef.16710・・
現行品にはない「アルミ製ベゼル」はメタリック感のある色味で、経年変化によって少しずつ退職していくのが特徴的です。
また、1995年頃まで製造されていた個体は「トリチウム文字盤」「シングルバックル」を備えており、通称「シングルトリチ」として、セミヴィンテージロレックスの中でも一番の人気を誇っていますね。
また、GMTマスターⅡRef.16710のベゼルは「赤黒:通称コーク」「赤青:通称ペプシ」「黒」の3色展開で、どれも高い人気を誇る。
GMTマスターⅡRef.16710の中でも、私が一番おススメする個体は「シングルトリチ」且つ、赤黒通称コークと呼ばれるベゼルを装着している個体です。
特にトリチウムが強烈に焼けている個体は魅力的!!
「5桁のシングルバックル」「トリチウム文字盤」「コークベゼル」どれも人気でありながら、廃盤となっている物なので今後更に評価が上がることに期待できますね!
デイトナRef.16520
出典:DAYTONA MANIA “ZENITH MOVEMENT”
キングオブロレックス「デイトナ」・・
カーレーサーの為に開発されたこちらのモデルはロレックスの中で唯一クロノグラフ機構を積み、そのカッコいい見た目と高い機能、そして圧倒的希少性から高い人気とプレ値を誇っています。
今回ご紹介するRef.16520はデイトナ初の自動巻きクロノグラフ機構であり、あの「ゼニス社」が誇る「エルプリメロ」を搭載していることで有名なモデル・・
その特別感とセミヴィンテージ感溢れる見た目から高い人気を有しています。
そんなRef.16520の中でも私が特におすすめするのが、今までと同じく「シングルバックル」「トリチウム文字盤」である物・・
そして、デイトナ特有の3つのインダイヤルが茶色く変色した通称「ブラウンアイ」と呼ばれる個体です。
理由は現行品には存在しないポイントで希少性が高いこと、そしてこの「ブラウンアイ」はデイトナの中でもRef.16520だけに存在するなので特別感もありますね。
まぁ色々と理窟を並べてみましたが、単純にこの「ブラウンアイ」はカッコいい!!
デイトナの高級感あふれるデザインの中に落とし込まれた「ブラウンアイ」は、高級感とヴィンテージ感のギャップが溢れていますね✨
以上、今後更に評価が上がりそうな5桁ロレックスについての紹介でした。
高いプレ値を誇る現行品の6桁とヴィンテージの4桁モデルと比べて手が出しやすい価格でありながら、これほど多くの魅力が詰まった5桁は今が狙い目だと個人的に感じています。
私的には5桁特有の、ふちありインデックスに焼けたトリチウムの組み合わせが気に入っていますね✨
ヴィンテージほどの古さは求めていない、現行品には無い自分だけの特徴がある個体が欲しい、
という方には是非5桁モデルをおすすめします!!
最後まで見ていただきありがとうございました。
今回の記事が皆様の時計選びの参考になれば幸いです(#^.^#)
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